
地震がくる前に暴れ出すといわれる不思議な魚、ナマズ。ナマズは肉食性で色々なものを食べるので釣りやすい魚で、鯉釣りのゲストとして釣れることがあります。ナマズは食べると淡白な味わいで、天ぷらや蒲焼きにしても美味しいので、ナマズ料理を提供する飲食店もあります。ここでは初心者に向けて、ナマズ釣りの仕掛け、道具、コツ、釣り方、ポイントなどを紹介します。
ナマズについて

ナマズ目ナマズ科に属するナマズは肉食性の淡水魚で、日本や中国など東アジアの河川や湖沼に生息しています。夜行性といわれており、日中は岩陰や水草の物陰に隠れ、夜に餌を探して活動します。
日本にはマナマズ、イワトコナマズ、ビワコオオナマズ、タニガワナマズ、そして外来種のアメリカナマズなどが生息しています。ナマズはウロコがなく粘液に覆われているため、触るとぬるぬるします。
初心者のためのナマズの釣り方について

近所の川や池、沼、用水路などでも釣れる身近な魚なので、遠出をせずに楽しめます。延べ竿やリール竿を使い、シンプルな仕掛けで狙えるため初心者にもおすすめです。特に梅雨時期はナマズの好物であるカエルが活発になるため、釣果が期待できます。
エサを使ったナマズの釣り方について
延べ竿やリール竿を使い、仕掛けはシンプル。延べ竿ならハリにエサをつけるだけ、リール竿なら中通しオモリ+サルカン+ハリス付きハリの基本構成です。
ルアーを使ったナマズの釣り方について
音と振動で誘うノイジー系のトップウォータープラグが主流。中でも金属のカップ付き「カップタイプ」は初心者にも扱いやすくおすすめです。
初心者必見!ナマズ釣りで必要なタックル(仕掛け)など道具や装備

エサはカエル、ミミズ、切り身、レバー、練りエサなど多様で、夏季限定で現地でカエルを捕まえる人も!夜釣りなら懐中電灯やランタンも必需品です。
ナマズはぬるぬるするので、フィッシンググリップがあると便利。また、竿立て・魚ビク・クーラーボックス・ネット・椅子・滑り止め付きシューズやライフジャケットなども揃えておくと快適&安全です。
エサ釣りで使うリールの選び方
3000〜4000番のスピニングリールで、ナイロンラインを100〜150m巻けるものが最適。
エサ釣りで使うロッドの選び方
3〜5m前後のスピニングロッド(ML〜MH)または4m前後の延べ竿が基準。
エサ釣りで使うラインの選び方
ナイロンライン5号を基準に選んでください。ナマズは重いため太めが安心です。
エサ釣りで使う仕掛けの選び方
リール竿:中通しオモリ+サルカン+丸セイゴバリ(12号)
延べ竿:サルカン+ハリス付きハリ(同上)
顎が硬いため、バーブレスフックを推奨。あるいはカエシを潰して使用しましょう。
ルアー釣りで使うリールの選び方
3000〜4000番のスピニングリールで、ナイロンラインを80〜100m巻けるものが目安。
ルアー釣りで使うロッドの選び方
ナマズ専用ロッドまたはシーバス・バス・汎用ルアーロッド(M〜MH・2m前後)
ルアー釣りで使うラインの選び方
PEライン3〜4号(80〜100m)+ナイロンリーダー12〜16号(1.0m)
ナイロンラインなら5〜7号が目安です。
ルアー釣りで使う仕掛けの選び方
ノイジー系プラグの種類:
・カップタイプ
・クローラータイプ
・バドタイプ
・ウェイクベイトタイプ
重さは10〜20g程度が一般的です。
カエシがあるフックは外しにくいため、バーブレス推奨
初心者のためのナマズの釣り方のコツやポイント

夜釣りのほうが釣果は期待できますが、初心者は明るい時間帯が安全です。足元を照らすライトを忘れずに。
狙い目は障害物・護岸・浅瀬周辺。
ルアーでは「ただ巻き」→「ストップ&ゴー」→「トゥイッチ」と順に試して反応を見るのがコツ。
初心者のナマズ釣りのマナーについて

- 駐車禁止・迷惑駐車NG!
- 釣り禁止・立ち入り禁止エリアは厳禁!
- 市街地では騒音にも配慮
- ゴミは持ち帰り、釣り場を清潔に保とう
まとめ

初心者に向けて、ナマズ釣りの仕掛け、道具、コツ、釣り方、ポイントを紹介しました。ナマズは見た目に反して食べると美味しく、初心者でも手軽に楽しめる釣り対象です。
仕掛けはシンプルで、近所の水辺でも釣れるため、入門には最適。
この記事がナマズ釣りを始める方の参考になれば幸いです。