【グレ徹底解説】冬も楽しめるグレ釣り！釣り方や道具・コツを解説

冬になると水温が下がり多くの魚はエサを食べなくなるため、釣りに出かけることが少なくなるかもしれません。ただ、ここで紹介するグレは水温が下がっても釣れる数少ない魚なので冬でも釣りが楽しめます。グレは刺身などで食べてもとても美味しいので、ぜひ釣り上げてください。ここでは初心者の人に向けてグレ釣りに必要な仕掛け、道具、コツ、釣り方などについて紹介します。

グレについて

スズキ目・イスズミ科のグレはメジナと呼ばれることがあり、東アジアを中心に温暖で浅い海に生息する海水魚です。成長すると全長60cm以上の魚体になりますが、30〜40cm程度の魚体のグレがよく釣れます。

グレは丸みを帯びた頭部と高い体高、青緑色の魚体が特徴で、雑食性なので主に甲殻類、ゴカイなどを捕食して生活していますが、時期によっては海藻を食べることもあります。鮮度が高いグレは淡白な白身で癖がなく、刺身やたたき、カルパッチョにして食べるととても美味しいので釣り人に人気の魚です。

グレの釣り方

グレの釣り方には、主にフカセ釣りとルアーを使った釣りがあります。フカセ釣りは、磯などからリール竿でウキを使った仕掛けをキャスティングしてグレを狙います。ルアーを使ったグレ釣りの仕掛けはメタルジグやジグヘッド＋ワーム、ミノーなどを使ってグレを狙います。ルアーを使ったグレ釣りは生餌が苦手という人におすすめです。

エサを使ったグレの釣り方

グレの一般的な釣り方はフカセ釣りで、ウキを使った針が1つのシンプルな仕掛けでグレを狙います。フカセ釣りは、ウキ下の長さを変えられるのでグレがいる水深(棚)を探るのが簡単で、アタリも分かり易いので初心者の人に向いている釣り方です。

ルアーを使ったグレの釣り方

グレ釣りで使うメタルジグは鉄やタングステンを使った魚を模したルアーです。ミノーはプラスチックなどを使った魚を模したルアーです。一方、ジグヘッドはハリとオモリが一体になった仕掛けで、ハリの部分にシリコンなど柔らかい素材を使ったワームを付けて使います。

これらのルアーを、キャスティングした後に、竿でしゃくったり、リールの巻き方を変えたりして、水中で生きた小魚が逃げ惑うように動かしグレを誘います。

グレ釣りで必要な仕掛けなど道具や装備

グレ釣りで必要な道具は、ロッドやリール、ライン、仕掛けなどとなります。グレのエサ釣りで使うエサは、動物性のエサとしてオキアミやエビのむき身など、植物性のエサとして海藻などがありますので、入手できる範囲で用意してください。

グレの活性を高くするための撒き餌は、オキアミと集魚剤、海水を混ぜたものを使います。撒き餌を作って保管するパッカンと撒き餌を混ぜるコマセミキサー、撒き餌を投げる撒き餌杓(しゃく)を用意してください。

撒き餌の作り方はパッカンにオキアミと海水を入れて集魚剤をコマセミキサーで混ぜます。配合の割り合いは集魚剤の袋に書いてある場合があるので参考にしてください。エサが少なくなる冬はオキアミの量を多くするのが一般的です。

その他にも、釣れたグレの鮮度を保つために氷が入ったクーラーボックスを用意したほうがいいでしょう。釣り場と水面の距離が長い場合、釣れたグレを取り込みやすい長い柄のランディングネットを用意してください。

ラインを切るラインカッターやグレが飲み込んだハリを外すフック外しがあると便利です。仕掛けを入れて整理するタックルボックス、携帯用のイスなどを用意したほうがいいでしょう。

釣り場で身に付けるアイテムとしては、凸凹した足場で釣りをする際はラジアルソールのシューズがおすすめです。磯など滑りやすい釣り場ではフェルトスパイクのシューズのほうが安全です。

強い日差しや誤って飛んできた仕掛けから、目や頭を保護するサングラスや帽子、ライフジャケットは着用してください。海辺は天候が変わりやすいので、天気予報を見て必要に応じてレインウェアなどの雨具を持っていったほうが安心です。

エサ釣りで使うリールの選び方

エサを使ったグレ釣りで使うリールは海水対応のスピニングリールが初心者にはおすすめです。サイズは2500〜3000番を目安に選んで、操作感については実際に釣具店で確認してください。