ブラックバス釣りでは強い引きが楽しめるので、世界的に人気があります。ブラックバスは近くにある河川や湖沼にいることがあるので、ブラックバス釣りは初心者の方が始めるにはハードルが低いです。ここでは初心者の方に向けて、ブラックバスの釣り方やコツ、マナーなどを紹介します。
心得その1:ブラックバスの特徴について
北米原産のブラックバスは、芦ノ湖に移入されたことをきっかけに日本全国各地の湖沼をはじめ、河川、野池などに放流されて生息するようになりました。ブラックバスは水草や杭、大岩といった障害物(ストラクチャー)に身を隠して小魚(ベイト)やザリガニ、カエルなどを捕食しています。
ブラックバスには多くの種類があり、日本には主にラージマウスバスやスモールマウスバスなどが生息しています。大きな口が特徴のラージマウスバスは流れが緩い場所が好きで、小魚や甲殻類などが好物です。口が比較的小さなスモールマウスバスは流れのある場所が好きで、低温時もよく活動することで知られています。
心得その2:ブラックバスが釣れる季節や場所
ブラックバスは季節によって釣れる場所が違うので紹介します。春はブラックバスにとって産卵の季節で活発に動き回るので、釣果が期待できます。この季節は卵を産みつけるために浅瀬にやってきたブラックバスを狙いましょう。
夏は水温の上昇に伴い、水に溶け込む酸素の量が減るので、ブラックバスの活性度合いが低くなります。ただ、川の流れ込みや水草の周辺は比較的酸素が多く、ブラックバスが集まってくるのでターゲットとなります。
秋のブラックバスは酸素不足の夏で弱った体を補おうとして、エサを積極的に捕食し始めるのでチャンスです。この季節は入り江付近を狙ってルアーを投げれば、釣果が期待できます。
冬は水温が下がるので、比較的水温が高く安定している深層にブラックバスが移動します。深層にいるブラックバスは群れていることがあり、深層を狙ってハマれば爆釣も可能です。
心得その3:初心者必見!ブラックバス釣りに必要な道具や装備
ブラックバス釣りは人気があるので釣具店で沢山の道具が販売されており、道具を選ぶ楽しみがあります。ただ、初心者にとって沢山の釣り具の中から選ぶ際、どれを選んでよいか困ることがありますので、ブラックバス釣りに必要な道具や装備の選び方、コツを紹介します。
ブラックバス釣りにはスピニングタックル?ベイトタックル?
ブラックバス釣りではスピニングタックルかベイトタックルどちらかを選びますが、釣り方によっては両方のタックルを釣り場に持ち込む人もいます。
スピニングタックルはスピニングリールとスピニングリール用ロッド、ルアーなどを組み合わせた道具の総称で、比較的軽いルアーを使ったブラックバス釣りに向いています。初心者の方が道具選びに困ったら、ライントラブルが少ないスピニングタックルがおすすめです。
スピニングリール用ロッドの長さは6~7ft(約1.8~2.1m)、硬さはL(ライト)またはUL(ウルトラライト)、スピニングリールの大きさは2000~2500番を基準に選んだほうがいいでしょう。
ベイトタックルはベイトリールとベイトリール用ロッド、ルアーなどを組み合わせた道具の総称です。ベイトタックルでは比較的重いルアーと太いラインを使ったブラックバス釣りに向いていますが、スピニングタックルに比べライントラブルが多いと言われていますので注意が必要です。
ベイトリール用ロッドの長さは6~7ft(約1.8~2.1m)、硬さはM(ミディアム)、ベイトリールの大きさは100~200番を基準に選ぶことが多いです。スピニングタックルでバス釣りに慣れてきたら、ベイトタックルにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。