釣り知識をさらに深めよう!魚へん漢字クイズ【中級編】

ステップアップ!中級レベルの魚へん漢字に挑戦!

こんにちは!前回の「初心者向け魚へん漢字クイズ」は楽しんでいただけましたか?(まだ挑戦していない方はぜひこちらから!)

すっかり魚へん漢字の面白さに目覚めたあなたへ、今回はステップアップして【中級編】をお届けします!
初心者編よりは少し難しい漢字が登場しますが、釣り好きの方なら「あ、あの魚か!」とピンとくるものも多いはず。

この中級編をマスターすれば、あなたの釣り知識はさらに深まり、仲間からも「おっ、詳しいね!」と一目置かれるかも?もちろん、各魚の特徴や釣り方、美味しい食べ方、そして漢字の成り立ちに関する豆知識もたっぷり解説していきます。

さあ、あなたの魚漢字の実力はどのくらいでしょうか?早速、腕試ししてみましょう!


魚へん漢字クイズ【中級編】スタート!

今回も3択クイズです。じっくり考えてみてくださいね!

第1問

問題:【鰹】この魚なーんだ?

選択肢

  1. さわら
  2. かつお
  3. まぐろ

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正解・解説

正解は…… 2. かつお です!

「鰹(カツオ)」は、春の「初鰹」や秋の「戻り鰹」で知られる、日本人にとって馴染み深い魚。スッとした流線型の体で、高速で泳ぎ回遊します。
釣りでは、一本釣りが有名ですね。群れに当たると次々とヒットする、エキサイティングな釣りが楽しめます。ルアーフィッシングのターゲットとしても人気です。

食べ方としては、やはり「カツオのタタキ」が代表的。表面を炙ることで香ばしさが増し、薬味との相性も抜群です。新鮮なものは刺身も美味。また、カツオから作られる「鰹節(かつおぶし)」は、日本料理に欠かせない出汁の素ですね。

漢字の「鰹」は、「魚」へんに「堅」。「堅魚(かたうお)」とも書かれ、これは鰹節にしたときの硬さから来ているという説や、身が引き締まって堅いことからという説があります。


第2問

問題:【鱒】この魚なーんだ?

選択肢

  1. あゆ
  2. ます
  3. こい

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正解・解説

正解は…… 2. ます です!

「鱒(マス)」は、サケ科の魚のうち、比較的海に下らず淡水で一生を過ごす(または河川残留型)ものを指すことが多い総称です。ニジマス、ブラウントラウト、ヤマメ、イワナ、アマゴなど、多くの種類が含まれます。美しい斑点や体色が特徴で、釣り人からは「トラウト」とも呼ばれ親しまれています。

釣りでは、渓流でのルアーフィッシングやフライフィッシングが人気。また、管理釣り場(エリアトラウト)では手軽にニジマスなどを釣ることができ、初心者からベテランまで楽しめます。

食べ方は、塩焼きやムニエル、燻製などが定番。特にニジマスは養殖も盛んで、スーパーなどでも手に入りやすい食材です。サーモントラウトとして流通しているものは、大型のニジマスを指すことが多いです。

漢字の「鱒」の「酋」の部分は、酒や神事に用いられる器を意味し、神聖な魚として扱われた、または群れて集まる様子を表しているなどの説があります。


第3問

問題:【鰤】この魚なーんだ?

選択肢

  1. さば
  2. たちうお
  3. ぶり

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正解・解説

正解は…… 3. ぶり です!

「鰤(ブリ)」は、スズキ目アジ科に属する大型の肉食魚。成長するにつれて呼び名が変わる「出世魚」としても有名ですね。関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ、関西ではツバス→ハマチ→メジロ→ブリなどと変化します。冬に脂が乗って美味しくなることから「寒ブリ」として珍重されます。

釣りでは、船からのジギングや落とし込み釣りなどで狙うことができます。強烈な引きが魅力で、大物釣り師の憧れのターゲットの一つです。

食べ方は、刺身、照り焼き、ブリ大根、しゃぶしゃぶなど、非常に多彩。特に脂の乗った寒ブリの刺身は絶品です。

漢字の「鰤」は、旧暦の12月(師走)頃に脂が乗って美味しくなることから、「師」の字が使われたという説があります。「魚」へんに「師」で、師走の魚、という意味合いですね。


第4問

問題:【鰈】この魚なーんだ?

選択肢

  1. かれい
  2. ひらめ
  3. あんこう

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正解・解説

正解は…… 1. かれい です!

「鰈(カレイ)」は、平たい体と、目が体の右側に寄っているのが特徴の魚。海底の砂泥地に生息しています。マガレイ、マコガレイ、イシガレイなど多くの種類がいます。よく似た魚に「ヒラメ」がいますが、「左ヒラメに右カレイ」と覚えると見分けやすいですね(目が左側にあればヒラメ、右側にあればカレイ)。

釣りでは、砂浜や堤防からの投げ釣りで人気のターゲット。船釣りでも専門に狙うことがあります。

食べ方は、煮付けが定番ですが、唐揚げや塩焼き、新鮮なものは刺身(特にエンガワが美味)にしても美味しいです。干物としてもよく利用されますね。

漢字の「鰈」の「葉」は、平たく薄い形を表すことから、木の葉のように平たい魚、という意味でこの字が使われたという説があります。


第5問

問題:【鮃】この魚なーんだ?

選択肢

  1. かわはぎ
  2. かれい
  3. ひらめ

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正解・解説

正解は…… 3. ひらめ です!

「鮃(ヒラメ)」は、カレイと同じく平たい体型をしていますが、目が体の左側に集まっているのが特徴です。カレイと並んで「左ヒラメに右カレイ」と覚えられます。海底の砂地や岩礁に潜み、小魚などを捕食するフィッシュイーターです。

釣りでは、サーフ(砂浜)からのルアーフィッシングや、船からの泳がせ釣りなどで人気のターゲット。高級魚としても知られ、釣れた時の喜びはひとしおです。

食べ方は、高級食材として刺身や寿司ネタが人気。特に縁側(エンガワ)と呼ばれるヒレの付け根の筋肉は、コリコリとした食感と脂の旨味が楽しめます。その他、ムニエルやフライ、煮付けにしても美味しいです。

漢字の「鮃」の「平」は、文字通り平たい魚であることを示しています。非常に分かりやすい成り立ちですね。


第6問

問題:【鱚】この魚なーんだ?

選択肢

  1. きす
  2. はぜ
  3. めごち

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正解・解説

正解は…… 1. きす です!

「鱚(キス)」は、主に「シロギス」のことを指し、砂浜の女王とも呼ばれる美しい魚。スマートな体型で、海底の砂泥地に生息しています。

釣りでは、砂浜からの投げ釣りの代表的なターゲット。手軽に楽しめ、数釣りができることもあり、ファミリーフィッシングにも人気です。アタリが明確で、ブルブルッという小気味よい引きが楽しめます。船釣りでも専門に狙われます。

食べ方は、上品な白身で、天ぷらが絶品!その他、塩焼きや刺身、フライなどにしても美味しいです。骨も比較的柔らかいので、丸ごと食べられる調理法もあります。

漢字の「鱚」は、「魚」へんに「喜」。これは、たくさん釣れて喜ばれる魚、味が良くて喜ばれる魚、といった意味合いから来ていると言われています。釣り人にとっても、食卓にとっても嬉しい魚ですね。


第7問

問題:【鯊】この魚なーんだ?

選択肢

  1. どじょう
  2. なまず
  3. はぜ

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正解・解説

正解は…… 3. はぜ です!

「鯊(ハゼ)」は、河口や内湾の砂泥底に生息する小型の魚。マハゼ、アゴハゼ、ウロハゼなど多くの種類がいます。秋の釣り物として古くから親しまれており、江戸前の釣りの代表格の一つです

釣りでは、延べ竿を使った簡単な仕掛けで手軽に楽しむことができます。初心者や子供でも釣りやすく、秋の行楽シーズンには多くの釣り人で賑わいます。

食べ方は、天ぷらが定番で、江戸前の天ぷら種としても人気。その他、甘露煮や唐揚げ、佃煮などにしても美味しいです。独特の風味とほくほくとした食感が楽しめます。

漢字の「鯊」の「沙」は、砂を意味します。砂地に棲む魚であることから、この字が当てられたと考えられます。


第8問

問題:【鰆】この魚なーんだ?

選択肢

  1. さわら
  2. たちうお
  3. かまとり

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正解・解説

正解は…… 1. さわら です!

「鰆(サワラ)」は、スズキ目サバ科に属する大型の回遊魚。細長い体型と鋭い歯が特徴です。成長すると1メートルを超えるものもいます。

釣りでは、船からのルアーフィッシング(キャスティングやジギング)やトローリングなどで狙います。引きが強く、スピードもあるため、人気のゲームフィッシュです。

食べ方は、上品な白身で、塩焼き、照り焼き、西京焼きなどが定番。新鮮なものは刺身やタタキにしても美味しいです。岡山県などでは郷土料理としても親しまれています。

漢字の「鰆」は、「魚」へんに「春」。これは、春になると産卵のために沿岸に近づき、たくさん獲れることから「春を告げる魚」としてこの字が使われるようになったと言われています。ただし、地域によっては秋から冬にかけて脂が乗って美味しいともされます。


第9問

問題:【鮟鱇】この魚なーんだ?

選択肢

  1. おこぜ
  2. あんこう
  3. ふぐ

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正解・解説

正解は…… 2. あんこう です!

「鮟鱇(アンコウ)」は、平たく大きな頭と口、そして体表に皮弁(ひべん)と呼ばれるヒラヒラした突起を持つ、特徴的な深海魚。海底に潜んで、頭の上にある誘引突起(ちょうちん)を振って小魚を誘き寄せて捕食します。

釣りでは、専門の底引き網漁や延縄漁で漁獲されることがほとんどですが、稀に深場の釣りでかかることもあります。そのグロテスクな見た目とは裏腹に、非常に美味しい魚です。

食べ方は、冬の味覚として「あんこう鍋」が有名。身はもちろん、皮や内臓(特に肝は「あん肝」と呼ばれ珍重される)も美味しく、捨てるところがほとんどないと言われています。「吊るし切り」という独特の解体方法も知られていますね。

漢字の「鮟鱇」の「安」と「康」は、どちらも「安らか」や「落ち着いている」といった意味合いがあり、アンコウが海底でじっとしている様子を表している、またはその音を当てたなどの説があります。


第10問

問題:【鯔】この魚なーんだ?

選択肢

  1. こち
  2. すずき
  3. ぼら

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正解・解説

正解は…… 3. ぼら です!

「鯔(ボラ)」は、世界中の温帯・熱帯域に広く分布する魚。河口や内湾などの汽水域にもよく進入し、水面をジャンプする姿がよく見られます。ブリと同様に出世魚で、オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドと名前が変わります(地域によって呼び名は異なります)。

釣りでは、サビキ釣りやダンゴ釣りなどで釣れることがあります。引きは強いですが、食味が独特で、生息環境によっては泥臭さがある場合があるため、専門に狙う人は少ないかもしれません。

食文化としては、卵巣を塩漬けにして干した「カラスミ」が高級珍味として有名です。身は、冬場のものは臭みが少なく、洗い(刺身)や味噌汁、唐揚げなどで食べられることもあります。

漢字の「鯔」の「甾」の部分は、穀物を入れるかごや袋を意味し、ボラがたくさん集まる様子や、たくさん獲れる魚であることを表しているなどの説があります。


まとめ:中級編クリア!さらに奥深い魚漢字の世界へ

魚へん漢字クイズ【中級編】、全問正解できましたか?
知っている魚でも、漢字で書かれると意外と戸惑うものもあったかもしれませんね。今回のクイズを通して、それぞれの魚の特徴や魅力、そして漢字の面白さを再発見していただけたら嬉しいです。

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