子供と釣りを楽しみたいと思っても、釣り場にトイレがなかったり、足場が悪かったりして躊躇する人がいるかもしれません。そんな人には管理釣り場(エリアトラウト)での釣りをおすすめします。管理釣り場にはトイレがあり、足場も良いので家族揃って釣りを楽しめます。ここでは、管理釣り場で使う タックル、ルアー、釣り方やマナーなどを紹介します。
管理釣り場(エリアトラウト)とは?
管理釣り場は、池や川、海などに魚を放流してルアーやフライ、エサなどを使って釣りを楽しむ場所です。管理釣り場をエリアと呼ぶ事があり、管理釣り場でトラウトを釣ることをエリアトラウトと呼びます。管理釣り場で釣りを楽しむためには利用料金を払い、レギュレーション(ルール)に従う必要があります。
また、タックル(仕掛け)を販売したり、ロッドやリールを貸してくれたりする管理釣り場もあります。足場が良く、トイレもあり、釣った魚を焼いて食べる施設が併設されている場合もあって、家族揃って釣りが楽しめるのが管理釣り場です。
管理釣り場(エリアトラウト)で釣れるトラウトについて
マス類を表す呼称を英語でトラウトと呼び、ニジマスをはじめ、ブラウントラウト、イワナ、ヤマメ、アマゴなどがトラウトと呼ばれています。中でも、多くの管理釣り場で放流されているのがニジマスで、淡水魚ですが海水への適応能力がある魚です。
ニジマスは成魚になると体長が40cm前後になりますが、中には60〜120 cmにまで成長することもあります。ニジマスの体には黒点に加え、赤色の模様があるのが特徴です。ニジマスは流れが速く、12℃以下の冷たい水の川に生息し、水生昆虫をはじめ、貝類、甲殻類、小昆虫、ミミズなどを捕食しています。ニジマスは焼いて食べるととても美味しいので、管理釣り場で釣って、その場でさばき焼いて食べる楽しみがあります。
管理釣り場(エリアトラウト)での釣り方
管理釣り場(エリアトラウト)で釣りを楽しむ場合、まず、ホームページなどで管理釣り場の所在地や営業時間、利用料金、定休日などを調べてください。夏になるとトラウトが釣れなくなるので、管理釣り場がお休みになることもあるので注意してください。
管理釣り場ごとにレギュレーション(ルール)が違いますので、レギュレーションに合わせた仕掛け(タックル)を用意したり、釣り方を考えたりすることが必要です。
スプーンを使った釣り方
管理釣り場(エリアトラウト)で使うスプーンはその名の通り、スプーンのような形をしたルアーのことです。スプーンを使った投げ竿をキャスティングして、リールを巻いたり、竿先をしゃくったりしてトラウトを誘い、釣り上げます。
海や湖、池でルアーを使った釣りと管理釣り場でルアーを使った釣りは基本的に同じと考えて問題ないです。
クランクベイトを使った釣り方
管理釣り場(エリアトラウト)で使うクランクベイトは、主に小魚を模したルアーのことです。
スプーンと同様に、クランクベイトを使った投げ竿をキャスティングして、リールを巻いたり、竿先をしゃくったりしてトラウトを誘い、釣り上げます。
管理釣り場(エリアトラウト)で必要な仕掛けなど道具や装備
管理釣り場(エリアトラウト)ではリールやロッド、ライン、タックル以外に必要な道具などを紹介します。
ランディングネットは、トラウトを傷めないようにラバータイプを選んでください。釣った魚を放流するキャッチ&リリースをする場合、ランディングネットでトラウトをキャッチした後、ランディングネットを使ってトラウトを水から持ち上げないでフックを外してください。その際に手で直接トラウトを触ると、トラウトが火傷してしまうので、可能な限り触らないでください。フックリムーバーがあると、トラウトがフックを飲み込んでしまった場合にフックを外す際に便利です。
トラウトを持ち帰る場合は、氷が入ったクーラーボックスがあると、鮮度を保って持ち帰ることができます。イスやタックルボックスがあると、釣りを快適に楽しむことができます。
帽子とサングラスは、管理釣り場で釣りをする際のレギュレーション(ルール)になっていることがほとんどなので、用意して着用してください。
リールの選び方
管理釣り場(エリアトラウト)では、サイズが1000〜2000番程度のスピニングリールが初心者にはおすすめです。重さは高額のスピニングリールになればなるほど軽くなる傾向があります。
初心者の人は釣具店で手に取って、操作感や使い勝手を確認してスピニングリールを選んだ方がいいでしょう。