真鯛釣り徹底解説！前編に続き、タックルを紹介や実践的な内容をご紹介していきます。
- 前編：真鯛ついて知ろう！釣りに必要なものは？
- 後編：タイラバって？真鯛釣り実践！【本記事】
後編はタイラバに注目！必要な仕掛けや道具
タイラバを使って真鯛を狙う場合は、船釣りが一般的です。一方で堤防や浜辺、磯などでタイラバを使った真鯛釣りをショアラバと呼ぶことがあります。タイラバを使うと真鯛以外にも青物や根魚なども釣れることがあります。
リールの選び方
タイラバを使った船釣りやショアラバで使うリールは海水に対応した中型のスピニングリールが初心者の人にはおすすめです。サイズは2500〜3500番、メインラインは150〜200m巻けることが目安です。
メーカーによって値段や使い勝手、重さが異なるので、初心者の人は釣具店で手に取って選んだ方がいいでしょう。
ロッドの選び方
タイラバを使った船釣りで使うロッドは、船釣り用タイラバロッドとして各メーカーが発売しています。一方、ショアラバ専用のロッドはありませんので、ショアジギングロッドやシーバスロッドを代用して使います。
双方のロッドはスピニング用で、長さは2〜3m前後を目安に、使うタイラバの重さによって硬さの選択は異なるので、説明書を参考にして選んでください。
ラインの選び方
タイラバを使った船釣りやショアラバで使うメインラインは150～200mmのPEライン(1号前後)に、1ｍ前後のショックリーダー(フロロカーボン、2.5～4号)を目安に結び付けて使うのが初心者の人にはおすすめです。
タックル(仕掛け)の選び方
船釣り使うタイラバは30〜70g前後の重さを目安に、ヘッドが分離している遊動式が初心者におすすめです。一方、ショアラバでは40g前後の重さを目安に、固定式がおすすめです。
タイラバに使うネクタイのカラーは赤系やオレンジ系が人気で、大物狙いのカーリーや活性が低い時に有効なストレートといったネクタイがありますので、状況に応じて使い分けましょう。ヘッドのカラーは赤系や金系が人気で、鉛製のヘッドは安価で、比重が大きいタングステン製は小さなシルエットに仕上がるので潮の影響を受けにくい特徴があります。
初心者のための真鯛釣りのコツやポイント
初心者の人に向けて、エサやタイラバを使った真鯛釣りのコツやポイントを紹介します。
エサ釣りのコツやポイント
堤防や磯、浜辺で、エサを使った投げ釣りで真鯛を狙う場合、時期は5～11月頃、海は少し荒れ気味くらいのコンディションが良いとされており、夜釣りや朝夕のマヅメ時に釣果が期待されるといわれるので参考にしてください。
また、潮通しがよくて水深があり、シモリやカケアガリなど海底に起伏のあるポイントを狙ってキャスティングすることがコツです。キャスティングして糸ふけをとったロッドはロッドスタンドに置いて、スピニングリールをドラグフリーにして、真鯛の強烈な引きに備えてください。
タイラバのコツやポイント
タイラバを使った船釣りでは、船がポイントに到着すると、船長さんの釣りを始める合図と同時に、タイラバを海中に落とします。かなりのスピードでタイラバは海底まで落ちていくので、海底に落ちたタイミングを逃さず、素早く一定の速度で巻き上げるのがコツです。もし、アタリがあっても竿を立てないで、同じ速度で巻き上げてください。
ショアラバでは、ただ巻きやストップ&ゴー、リフト&フォールといった動きをタイラバに加えることで釣果が期待できるので紹介します。ただ巻きでは、一定のスピードでリール巻き続けてアタリがなかったら、スピードを変えてリールを巻き続けることで真鯛を誘います。
ストップ&ゴーではリールを10回巻いた後、巻くのを止めて、タイラバを海底まで落としてから、またリールを巻きはじめて真鯛を誘います。リフト&フォールでは竿先をしゃくって、真鯛を誘います。
真鯛釣りでのマナーについて
立ち入り禁止や釣り禁止の場所での真鯛釣りや、漁港や漁船への迷惑行為もやめてください。釣り場では、大声で喋ったり、物音を立てたりすることも厳禁です。他の釣り人とはできるだけ距離をとって、夜間、ライトを水面や他の釣り人に当てることがないようにしてください。釣りで出たゴミは持ち帰り、釣り場を綺麗にして帰るのがマナーです。
船釣りでは、船長さんの指示に従い、安全第一で釣りを楽しんでください。
船釣りが初めての人は、事前に申し出ると、船長さんが適切なアドバイスをしてくれることがあります。
まとめ
真鯛の釣り方や仕掛け、コツなどを初心者の人に向けて紹介しました。真鯛を釣りたくても、生餌を使うのはちょっと抵抗があるという人は、タイラバを使ったショアラバがおすすめです。船に乗らなくても、堤防や磯、浜辺からでも、真鯛が釣れる可能性があるので、トライしてください。
